なければならなくなった。ドアにはいつでもかけ金だけかかっていることを知っていたので、わたしたちは雌牛《めうし》を牛小屋につないで、ずんずんうちの中にはいって行くことにした。小屋の中はまきがいっぱいはいっていた。そこでわたしたちはそれをすみに積《つ》み上げて、ルセットの代わりに連《つ》れて来た雌牛を入れた。
 それからわたしたちがうちの中にはいると、わたしはマチアに言った。
「じゃあ、それではぼくはこの炉《ろ》ばたにこしをかけよう。するとはいって来てぼくのここにいるのを見つけるからね。門を開けるときりきりという音がするから、そのとききみはカピといっしょにかくれたまえ」
 わたしはむかしいつも冬の晩《ばん》になるとすわったそのいすの上にかけた。わたしはできるだけ小さく見えるように、背中《せなか》を丸《まる》くしていた。こうして少しでもあのバルブレンのおっかあのかわいいルミに近い様子を作ろうとした。わたしのすわっている所から門はよく見えた。わたしは門のほうに気を取られて見ていた。
 なにも変《か》わってはいなかった。なにかが同じ場所にあった。わたしのこわした窓《まど》ガラスにはまだ小さな紙が
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