かりした。と云《い》ふのを板《いた》の間《ま》にゐる前《まへ》の人が聞いて、「誰《だれ》だ己《おれ》の真似《まね》をするのは。と云《い》つて腹を立て、其男《そのをとこ》を引摺《ひきず》り出して打《ぶ》ん殴《なぐ》つたところが、昨日《きのふ》自分の連《つ》れて歩いた車夫《しやふ》でございました。
[#地から1字上げ](拠武陽生筆記)



底本:「明治の文学 第3巻 三遊亭円朝」筑摩書房
   2001(平成13)年8月25日初版第1刷発行
底本の親本:「定本 円朝全集 巻の13」世界文庫
   1964(昭和39)年6月発行
入力:門田裕志
校正:noriko saito
2009年6月19日作成
青空文庫作成ファイル:
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