はひはほ》うほざいます、餅《もひ》が通《とほ》りました。主「餅《もち》が通《とほ》つたか……おや/\貴方《あなた》の目《め》が明《あ》きましたな。乞「目《め》が明《あ》ひましたが、鼻《はな》が斯《く》んなになりました。主「何《ど》うしたんだ……どう/\……ハハア解《わか》つた今《いま》食《く》つた餅《もち》が、大仏餅《だいぶつもち》だから、目《め》から鼻へ抜《ぬ》けたのだ。
[#地から1字上げ](拠納谷直次郎速記)
底本:「明治の文学 第3巻 三遊亭円朝」筑摩書房
2001(平成13)年8月25日初版第1刷発行
底本の親本:「定本 円朝全集 巻の13」世界文庫
1964(昭和39)年6月発行
入力:門田裕志
校正:noriko saito
2009年6月19日作成
青空文庫作成ファイル:
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