、目をいとかたく神にとむるセラフィーノも、汝の願ひを滿すをえじ 九一―九三
これ汝の尋ぬる事は永遠《とこしへ》の定《さだめ》の淵深きところにありて、凡ての造られし目を離るゝによる 九四―九六
汝歸らばこれを人の世に傳へ、かゝる目的《めあて》にむかひて敢《あへ》てまた足を運ぶことなからしむべし 九七―九九
こゝにては光る心も地にては烟《けぶ》る、是故に思へ、天に容《い》れられてさへその爲すをえざる事をいかで下界に爲しえんや。 一〇〇―一〇二
これらの言葉我を控《ひか》へしめたれば、我はこの問を棄て、自ら抑《ひか》へつゝたゞ謙《へりくだ》りてその誰なりしやを問へり 一〇三―一〇五
イタリアの二の岸の間、汝の郷土《ふるさと》よりいと遠くはあらざる處に雷《いかづち》の音遙に下に聞ゆるばかり高く聳ゆる岩ありて 一〇六―一〇八
一の峰を成す、この峰カートリアと呼ばれ、これが下にはたゞ禮拜《らいはい》の爲に用ゐる習なりし一の庵《いほり》聖《きよ》めらる。 一〇九―一一一
かの者|三度《みたび》我に語りてまづかくいひ、後また續いていひけるは。かしこにて我ひたすら神に事《つか》へ 一一二―一一四
默想に
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