etra(精氣、轉じて天)
【樂しみ極まる】天上高き處にありて親しくその靈光に接し、さらに俯瞰して下界の眞相を識別す、故に心眼いよ/\瞭[#「瞭」に白丸傍点]かに(雜念を離れ)いよ/\鋭し(徹底す)、人茲に到りて初めてよく至上の光を仰ぐを得む、樂しみ豈大いならずや
一三三―一三五
【わが球】原、「この球」。地球
一三六―一三八
【他の物に】天界の事物に
一三九―一四一
【ラートナの女】月(淨、二〇・一三〇―三二並びに註參照)
【影】ダンテは月の地球に面せざる部分を見たるなり、月面の明暗は月天の天使の力と月本來の力との結合によりて定まるが故にこの天使がその力を及ぼす部分即ち月の地球に面する部分にのみ斑點ありて、その力を受くる部分即ち面せざる部分にはなし
【粗あり】天、二・五八―六〇參照
一四二―一四四
【イペリオネ】太陽の父。ウラヌスと地《ゲー》の間の子
ダンテはオウィディウスがその『メタモルフォセス』第四卷(一九二、二四一)に太陽を指してイペリオネの子といへるに據れり
【マイアとディオネ】水星と金星。いづれも母によりて子を表はせり
マイアはアトランテ神の女にてメルクリウス(水星)の母(『メタモルフォセス』一・六六九―七〇等)、ディオネはヴェーネレ(金星)の母(天、八・七―九並びに參照)
一四五―一四七
【父】ジョーヴェ(木星)の父サトゥルノ(土星)
【子】ジョーヴェの子マルテ(火星)
【和ぐる】火星の暑さと土星の寒さとを(天、一八・六七―九並びに註參照)
【處をば變ふる次第】この三つの星が或る時は太陽に近よりて見え或る時はこれより遠ざかりて見ゆる理由。運行の工合
一四八―一五一
【住處の隔たるさま】星と星との間の距離
一五一―一五三
【めぐれる間に】即ちダンテが雙兒宮にありし間に
【小さき麥場】人の世界。狹きによりてかく言へり、人この小さき麥場《うちば》に住みつゝ利慾の爲に相爭ふ
【山より河口】複數、おしなべていへるなり
【悉く】果《はて》より果にいたるまで。但しダンテが俯瞰したるその刹那にかく悉く現はれしならず、太陽イエルサレムの子午線にありてダンテまた太陽とともに白羊宮にあるに非ざれば全地を視るをえざればなり(天、二七・八五―七註參照)
この一聯かく解するも猶多少の困難あり、故に或人はこれを理想の眺望即ちダンテが全地を一望の下に視たる意に解し、またトーザー氏は 
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