徳に進むの念を世人に起さしめしなり
五八―六〇
【女】貧(七三――五行)
【父と爭ひ】貧を選べる爲父の不興を蒙れること
この頃フランチェスコ衣類と馬とを賣りて得たる價を一寺院に喜捨し、爲に父の譴責を受けしことありといふ
六一―六三
【己が靈の法廷】アッシージの僧正の法廷。フランチェスコはこの僧正と父との前にて父の財産を繼がじと誓ひたり
六四―六六
【最初の夫】キリスト(七〇――七二行註參照)
六七―六九
【アミクラーテ】アミュクラス、ダルマーチアの貧しき漁夫、一茅屋と一艘の舟とはその全財産たり、カエサル對ポムペイウス戰亂の餘波を受けて略奪盛に行はれ人心恟々たりし時アミュクラス獨り赤貧と親しみ臥するに戸を閉づることなし、一日カエサル、アドリアティコ海を渡りてイタリアに赴かんためその茅屋に至れるに彼さらに驚かず、客のカエサルなるを知りて猶容易に船を出すを肯はざりき(『コンヴィヴィオ』四、一三・九七以下參照)
【益なく】かの女の益とならざること。世人はかゝる物語を聞くとも貧を愛するにいたらざれはなり
七〇―七二
【マリアを】ヨハネ傳一九・二五參照
【クリストとともに】キリストは貧に生れて貧に死し給へり、「狐に穴あり、空《そら》の鳥に巣あり、されど人の子には枕する所なし」(マタイ傳八・二〇)
七三―七五
【長き言】五八―七二行にいへること
七六―七八
フランチェスコが清貧と親しみ深くこれを愛せることは世の教訓となり、人多くその例に傚ふにいたれり
【愛、驚、及び敬ひ】世人は愛と驚嘆と畏敬とをもてかれらの和合喜悦を見、遂に自ら聖なる思ひを懷くにいたれり
七九―八一
【ベルナルド】ベルナルド・ダ・クワンタヴァルレ。アッシージの富豪、フランチェスコの最初の弟子となりてその産を貧者に分與す
【沓をぬぎ】師の例に傚ひ素足にて歩むこと
【大いなる平安】清貧の生活
八二―八四
【未知の】清貧は世人未知の富、裕に果を結ぶ(眞の福の果を)寶なり
【エジディオ】アッシージの人(一二七二年死)、その著 Verba aurea(金言)今に傳はる
【シルヴェストロ】アッシージの僧
【新郎】フランチェスコ。新婦[#「新婦」に白丸傍点]は貧
八五―八七
フランチェスコがその派の規定に對して法王インノケンティウス三世(一一九八年より一二一六年まで法王たり)の准許をえん爲、貧(戀人[#「戀人」に白丸傍点])と
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