西より東に進み、春分秋分に至りて斜に赤道を截斷する想像の大圈
【呼求むる】せは獸帶の諸星のさま/″\なる影響を要するを指す
【かしこ】かの赤道の一點
一六―一八
もし獸帶かく傾斜せずして赤道と平行せば、星の影響に變化なく同一の影響同一の場所にのみ及び、他に及ばざるが故に(多くは空し[#「多くは空し」に白丸傍点])、さま/″\の影響によりて活動する下界はその活力の大部分を失ふにいたらむ
一九―二一
獸帶の南北に傾斜する度今より多きか少き時は、温度、季節、晝夜の長短、風雨霜雪の分布等悉く今と異なるにいたり、地上の秩序爲に亂れむ、地上の秩序の亂るゝは天の秩序の亂るゝなり
【上にも下にも】天にも地にも
或は二一行の mondano を地球上の意とし「上下」を南北兩半球と解する人あり、されど一七―八行に nelciel と 〔qua giu`〕 とを對此せるより見れば前説まさると思はる
二二――二四
【疲れざる】求むるのみにて得ざれば疲る
【椅子に殘り】研究の爲に殘りて
【少しく味はしめしこと】「師の技」につきてわがこゝに少しくいへること
二五―二七
【食む】思ひめぐらしてさとること
【わが筆の】我わが長き詩題に驅られこれに心專なる爲、今茲に詳かにこの一の事を述べがたし
二八―三〇
【僕】太陽
【天の力を】その上なる諸天よりうけし力を世界に與へ
【己が光をもて】即ちその※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]轉によりて人、時を量り知るをいふ
三一――三三
【處】前記の截點にあたる處にて、この處と合すといふはなほ白羊宮の星と列るといふ如し、太陽はこの時既に截點を過ぎて北に進みゐたればなり
太陽春分にいたりて白羊宮に入り、秋分にいたりて天秤宮に入る、神曲示現の時は春なれば、こゝにては前者を指せり
【螺旋】東より西に※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]ると共に赤道を中心として或ひは南或ひは北に傾くが故にその道螺旋状を成す(『コンヴィヴィオ』三・五・一四二以下參照)、こゝにては北に向ひて登る螺旋
【早く】春分以降夏至にいたるまで太陽北に進むに從つて日は次第に夜よりも長し
三四―三六
【我この物と】我は太陽天に入りたり、されどあまりに早くして、登り行けることを知らず
【思ひ始むるまでは】思ひはからずも心に生じて、思ひのあることを知れどもその生じゝ次第を知らざる
三七―三九
【善
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