Cが物を形成する力は、ともに直接の被造物なり
【とゝのふる力】〔virtu` informante〕 特殊の存在を保たしむる力(不滅の物質を材として地水火風及び其他の物を形成しこれに各※[#二の字点、1−2−22]その性質を保たしむる如き)
一三九―一四一
【聖なる光】星辰
【これとなりうべき原質】complession potenziata 星辰の影響により、集合して禽獸草木の魂と成るの可能性を有する物質
一四二―一四四
汝等人間の魂は神の直接に造り給へる物なれば滅びじ、而して神はこの魂に神を愛するの愛を與へ、これをして常に神と結ばんことを求めしむ(淨、二五・七〇以下及び『コンヴィヴィオ』三、二・五六―九參照)
一四五―一四八
神の直接に造り給へる物は不滅なりとの原則より推して、人の肉體の甦をも信ずるをえむ、神がアダム、エヴァを造り給へる時はその肉體をも直接に造り給へるなれば(創世、二・七)、たとひ罪の爲死とともに滅ぶとも最後の審判の日至れば再び魂と結ばれてその不朽の衣とならむ
第八曲
ダンテ、ベアトリーチェと金星天にいたり、世にて戀の炎に燃えし多くの靈を見る、その一カール・マルテル、ダンテを迎へこれと語りて人の性情の相異なる所以を陳ぶ
一―三
【危ふかりし】異教の神々を奉じ、永遠の刑罰を蒙るの恐れありし昔
【チプリーニア】戀の女神アプロディテ(ウェヌス・ヴェーネレ)、キュプロス島に生立ちしよりこの異名あり。金星
【エピチクロ】大圈の周邊に中心を有する小圈。プトレマイオスの學説によれば諸遊星は東より西にめぐる外、二の固有の運動を有す、その一は即ちその軌道の周邊(その天の赤道)に小圈を畫きつゝ西より東に※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]るものにて、この小圈をエピチクロといふ(ムーア『ダンテ研究』第三卷三四頁以下參照)、第三のエピチクロは月より數へて第三の星即ち金星(昔の天文による)のそれなりと知るべし(圖解中太陽以外の星の周圍の點線はエピチクロなり)
七―九
【ディオネ】オケアヌとテティス(共に古の神の名)の間の女。アプロディテはゼウスとディオネの間の女なり
【クーピド】エロス。アプロディテの子にて戀の神なり
【ディドの膝】『アエネイス』一・六五七以下に、ヴェーネレ(アプロディテ)がアエネアスに對する戀の火をディド(地、五・六一―三註參照)の胸
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