ノ幾許の眞理あらむ
【矢】原、【弓】
六一―六三
【この原理】星の影響の
【ジョーヴェ、メルクリオ】神話の神々の名、人々星辰の影響を過重視するの餘り、その信ずる神々の力、星にありとし、その名を星に附するにいたれり。たとへば火星に武徳ありとしてこれに軍神アレス(マルテ)の名を附し金星に戀愛の徳ありとしてこれに戀愛の女神アプロディテの名を附しゝがごとし
【名づけしむ】或星をジョーヴェ、或星をメルクリオ、或星をマルテと
六四―六六
【我】神學の象徴としてのベアトリーチェ、即ち眞《まこと》の信仰
六七―六九
神の正義(審判)は奧妙にして量るべからず(ロマ、一一・三三)されば人間の目に不正とみゆとも、こは寧信仰に進むの一階段にて異端に導くの道にあらず、何となれば、不正と見ゆるは奧妙不測のしるしにて、奧妙なりと知るは信仰に入るの本《もと》なればなり
【われらの】天上の
【過程】argomento 今スカルタッツィニの註解にもとづきて假にこの語を用ゐたり、異説或は「證《あかし》」の義とし或は「議論」(問題)の意とす、委しくはスカルタッツィニの註を見よ
七三―七五
眞《まこと》の暴《あらび》とは、虐げらるゝ人これがためにいさゝかもその意志を屈せざる場合にのみ生ず、意志は他人の左右し能はざるものなればなり、ピッカルダ、コンスタンツェのごとき、これ眞の暴にあへるにあらず、從つてこれを理由としてその罪をいひひらく能はざるなり
七六―七八
【火が】火はいく度これを下方に向はしむともその本然の力によりて必ずまた上方に向ふごとく
七九―八一
【聖所】尼寺。身は強ひて聖所より引離さるとも、意志だに屈せずは、他人の抑壓を脱するとともに再び聖所に歸るべきなり、歸るをえて而して歸らざるはその意志の屈せるなり、罪茲にあり。但しいつ、いかに歸るをえしやは明ならず
八二―八四
【ロレンツォ】聖ラウレンティウス。皇帝ヴァレリアヌスの迫害の犧牲となりて鐡架の上に燒かれ自若として死せる(二五八年)ローマの殉教者
【ムツィオ】ローマの一青年カイウス・ムキウス・コルドゥス・スカエヴォラ。エトルリア王ポルセナを殺してローマの危急を救はんとせしも果さず、その失敗の罪を己が右手に歸し、王の目前にて自らこれを燒けり(『コンヴィヴィオ』四、五・一一五以下參照)
八八―九〇
【疑ひは……解け】原、「論は消滅し」
九一―九三
【路
前へ
次へ
全242ページ中120ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
ダンテ アリギエリ の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング