gリーチェとともに第一天(月)にむかひて昇り、みちすがら淑女の教へを聽く
一―三
【動かす者】神(淨、二五・七〇及び『コンヴィヴィオ』三・一五・一五五以下參照)
【一部に】神の榮光はいたらぬくまなし、されど受くる者の力に從ひその受くる光に多少あり
四―六
【天】エムピレオの天(ダンテがカン・クランデに與ふる書四三八行以下參照)
【知らず】知らざるは忘るればなり、えざるは言葉及ばざれはなり(同上、五七三―五行參照)
七―九
【己が願ひ】神。我等の智その終極の目的なる神に近きがゆゑに神を見、神を知らんとて奧深く進み入るなり
一三―一五
【アポルロ】アポロン、ゼウスとレトの間の子(淨、二〇・一三〇―三二註參照)、こゝにては詩の神として
【愛する桂】アポロン、河神ペネウスの女なるニンファ、ダフネを慕ひてこれを追ふ、ダフネその及ばざるを見、救ひを己が父に請ひ遂に化して桂樹となる。アポロン即ちその枝を抱き樹に接吻《くちづけ》していふ「われ汝をわが妻となす能はざれば、せめては汝をわが木となさむ、あゝ桂《ラウロ》よ、汝は常にわが髮わが琴わが胡※[#「竹かんむり/祿」、第3水準1−89−76]《やなぐひ》の餝《かざり》となるべし」云々(オウィディウス『メタモルフォセス』一・四五二以下)。桂は詩人の榮冠なり
一六―一八
地獄、淨火の二篇においてはムーサの助けのみにて足りしかど、天堂篇においてはこれに加へてさらにアポロンの助けを借らざるべからず、これ詩題のいよ/\聖にしていよ/\難きによりてなり
【一の巓】パルナーゾ(パルナッソス)(淨、二・六四―六註參照)に二の峯あること神話に見ゆ(『メタモルフォセス』一・三一六以下等)されどダンテがその一をムーサの、他をアポロンのとゞまる所とせしは、やゝ中古の傳説と異なれり
一九―二一
マルシュアスに勝ちし時のごとき美妙の樂をダンテに奏せしめよとの意。「氣息《いき》を嘘《ふ》く」は靈感を與ふるなり
【マルシーア】フリュギアのサテュロス、マルシュアス。アテナの棄てし笛を拾ひてこれを吹き、遂にアポロンと技を競べんことを求む。アポロン琴を彈じ歌をうたひてこれに勝ち、その僭上を惡《にく》むのあまりこれが身の皮を剥ぐ(『メタモルフォセス』六・三八二以下參照)
二二―二四
【汝我をたすけ】原、「汝己を我に貸し」
二五―二七
【詩題と汝】詩題の崇高と汝の祐助
二八
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