、に磔殺せられし古事(マタイ、二七・三八及び四四)に基づき、かのボニファキウスを嘲りし前記ノガレット及びシアラの二人を指す
この二者は自ら苦しみをうけしにあらず、また殺されしにも何等の害を被りしにもあらず、彼と此と異なるところこゝにあり、しかしてこの差別を適確にあらはせるもの即ちvivi(生ける)の一語なり、さればこの形容詞は當時の光景に一の新しき色彩を施すものといふべし(ムーア)
法王は獄にあること三日にしてローマに歸るをえたれどもかゝる汚辱の痛苦に堪へかね遂に病を得て薨ず(一三〇三年十月)
九一―九三
【第二のピラート】フィリップ四世。キリストを敵手に渡せしポンテオ・ピラト(ルカ、二三・二四―五)に似たれば斯く
【殿の中】フィリップ四世がテムプル騎士團(もとソロモン王の宮殿ありし處にその本部を置きたるをもてこの名あり)を迫害してその富を私せるをいふ(一三〇七年以降)。法によらずして[#「法によらずして」に白丸傍点]といへるは騎士等の正不正を分明に審理せずしての意
九四―九六
【うるはしうする】人の怒りの如く直ちに激發することなく、しづかに時の至るな待つをいふ
九七―九九
【新婦】處
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