繧フ。民その導者に傚ひて地上の慾を追ひ、靈の幸を求むることなし
一〇三―一〇五
かく見來れば世の腐敗の原因は星辰にあらずして人間にあり、人間にありと雖もこは人の性惡しきの謂にあらずして治者の指導その宜しきをえざるの謂なり
一〇六―一〇八
【二の日】二の主權即ち皇帝と法王(地、三四・六七―九註參照)
一〇九―一一一
【一は】然るにその後法王の權は皇帝の權を奪ひ、地上の權は靈界の權に合せらる
【杖】pastorale 僧官のしるしの杖
一一二―一一四
【恐れざれば】二個の獨立せる主權相扶掖してはじめて治國の道を全うす、しかるに政教一途よりいづれば互ひに相顧みて警戒するの要なく互ひに相助くるの要なきがゆゑに從つてその權を恣にするにいたる
【穗を】二主權混合の結果のいかなるやを思ふべし、すべて草木の善惡はその結ぶ實によりて知らるゝなり(マタイ、七・一六以下參照)
一一五―一一七
以下實例を擧げて政教混亂の禍ひを示せり
【國】ロムバルディア。アデーチエ(アディージェ)及びポーの兩河の流るゝ國
【フェデリーゴ】皇帝フリートリヒ二世(地、一〇・一一八―二〇註參照)。フリートリヒがいまだ法王と爭はざり
前へ 次へ
全396ページ中296ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
ダンテ アリギエリ の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング