ェンツァーンの一友某コルラヂーノのためにシヤルルと戰ひ、とらはれて獄に下さる、この時プロヴェンツァーン、一萬フィオリーノ(金貨)を以てその命を贖ふをうるを聞き、シエーナ市中央のピアッツァ(ピアッツア・デル・カムポ)に座を設け自ら人の憐みを乞ふ、シエーナ人尊大彼がごときもの今身を低うして人の助けを求むるを見てその志をあはれみ各※[#二の字点、1−2−22]分に應じて施與す、獄中の友これによりて救はるゝことをえたりと
【震はしむ】人の憐みを乞ふのつらきに身震ふなり
一三九―一四一
【暗き】憐みを乞ふくるしさは經驗によらざれば知り難し
【隣人】フィレンツェ人。汝フィレンツェ人のために郷土を逐はれ自ら人の憐みを乞ひ自ら身を震はすに及びてはじめてよくわが詞を解せむ
一四二
【幽閉を】彼が門外に長く止まらずして早くこの處に來るをえしはこの愛この謙遜の行爲ありたるによりてなり
第十二曲
ダンテ、ウェルギリウスの誡しめに從ひオデリジの魂とわかれて進み路上に刻める慢心の罰の例を見、かくて階《きざはし》のほとりにいたればひとりの天使その額上なる七字の一を消しこれを勵まして第二圈にむかはしむ
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