れば 一〇三―一〇五
彼我に。わが汝より聞ける事の我心にとゞむる痕跡《あと》いとあざやかなるをもてレーテもこれを消しまたは朦朧《おぼろ》ならしむるあたはず 一〇六―一〇八
されど今の汝の詞我に眞《まこと》を誓へるならば、請ふ告げよ、汝の我を愛すること目にも言《ことば》にもかくあらはるゝは何故ぞや。 一〇九―一一一
我彼に。汝のうるはしき歌ぞそれなる、近世《ちかきよ》の習ひつゞくかぎりは、その文字《もじ》常に愛せらるべし。 一一二―一一四
彼曰ふ。あゝ兄弟よ、わが汝にさししめす者は(前なる一の靈を指ざし)我よりもよくその國語《くにことば》を鍛《きた》へし者なり 一一五―一一七
戀の詩散文の物語にては彼《かれ》衆にぬきんず、レモゼスの人をもてこれにまさるとなすは愚者なり、彼等をそのいふにまかせよ 一一八―一二〇
彼等は眞《まこと》よりも評《うはさ》をかへりみ、技《わざ》と理《ことわり》を問はざるさきにはやくも己が説を立つ 一二一―一二三
多くの舊人《ふるきひと》のグイットネにおけるも亦斯の如し、さらに多くの人を得て眞《まこと》の勝つにいたれるまでは彼等たゞ響きを傳へて彼のみを讚《ほ》めぬ
前へ
次へ
全396ページ中161ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
ダンテ アリギエリ の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング