一曰ふ。我等と同じ方《かた》に來れ、しかせば汝徑を見む 一一二―一一四
進むの願ひいと深くして我等止まることをえず、このゆゑに我等の義務《つとめ》もし無禮《むらい》とみえなば宥《ゆる》せ 一一五―一一七
我は良きバルバロッサが(ミラーノ彼の事を語れば今猶愁ふ)帝國に君たりし頃ヴェロナのサン・ヅェノの院主なりき 一一八―一二〇
既に隻脚《かたあし》を墓に入れしひとりの者程なくかの僧院のために歎き、權をその上に揮《ふる》ひしことを悲しまむ 一二一―一二三
彼はその子の身全からず、心さらにあしく、生《うまれ》正しからざるものをその眞《まこと》の牧者に代らしめたればなり。 一二四―一二六
彼既に我等を超えて遠く走り行きたれば、そのなほ語れるやまたは默《もだ》せるや我知らず、されどかくいへるをきき喜びてこれを心にとめぬ 一二七―一二九
すべて乏しき時のわが扶《たすけ》なりし者いふ。汝こなたにむかひて、かのふたりの者の怠惰《おこたり》を噛みつゝ來るを見よ。 一三〇―一三二
凡ての者の後方《うしろ》にて彼等いふ。ひらかれし海をわたれる民は、ヨルダンがその嗣子《よつぎ》を見ざりしさきに死せり。 一三三
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