髞シに近し、懶惰の罪を淨むる一群の靈|後《うしろ》より來て彼等を過ぎつゝ熱心の例及び懶惰の罰の例を唱ふ、靈遠く去るに及びてダンテ眠る
四―六
【渇】求知の念
一三―一五
【すべての善惡の】淨、一七・一〇三―五參照
一六―一八
【瞽等】無智の徒。彼等はいかなる愛に於ても愛その者はあしからずとの謬見をいだき(三四―六行)而して自ら世の指導者たらんとす
一九―二一
人の魂には物を求むる天授の力あり、誘ふものにあはざる間はこの方内に眠れども一たび幸のために目覺むれば直ちに外にあらはれて凡てその幸と認むる物を求めんとす(淨、一六・八五以下參照)
二二―二四
汝等の智力は外物の印象をとらへ來りてこれを汝等の心に示す
二五―二七
若し心この印象に傾きこれと結合するにいたればこゝに愛生ず、これ覺醒の愛即ち外物の刺激によりて心の中なる自然に物を求むる情とあらたに合する力なり
二八―三〇
【ところ】火炎界(淨、九・二八―三〇註參照)。古、火の上方に向ふを以て火炎界に登らんとするその本來の性向によるとおもへるなり、火こゝにあれば即ちその處をえ、地上にあるよりも長く保つを得
三一―三三
實在の樂しみに捉へられし魂はその愛慾の目的に到達せんとの願ひを靈的作用によりて起しこの願ひを滿たさざればやまじ
ダンテは『コンヴィヴィオ』三、二・一八以下に愛の眞義を論じて、こは魂と愛せらるゝものとの靈的結合に外ならず、魂はたとひその自由なると然らざるとによりて緩急の差ありとも、その本來の性質にもとづき走りてこの結合を求むといへり
三七―三九
凡そ人はその自ら認めて幸となすところのものを求むるが故に目的《めあて》(客體)常に善しとみゆれど、その實常によきにあらず(淨、一七・九四以下參照)、また假りによしと見做すも愛の過不足によりて罪を犯すことあるは恰も良き蝋の上にあしき印影《かた》を捺《お》すがごとし
四三―四五
若し外物の印象をうけて愛生じ、魂は物を求むるその自然の性に從つて動くの外なしとせばその向ふところ正しとも正しからずとも何ぞこれがために善惡の報いをうくるに當らむや
四九―五一
物質と類を異にし而してなほこれと相合するすべての靈魂は一種特有の力即ち人自然に物を認め且つ愛する性向を有す
【靈體】forma sustanzial 主要の本質。人間に於てはその靈魂
五二―五四
この性向魂の中に潜む間は見え
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