にいづ(淨、四・一三〇以下、六・二五以下、一一・三一以下等)


    第四曲

詩人等狹き岩間の路をのぼりてとある高臺にいたりその上にいこふ、導者こゝに日の左よりいづる所以をダンテに説きあかし、後共に一巨岩に近づきて多くの魂をそのうしろに見る、即ち怠惰のため死に臨みてはじめて悔改めし魂なり、彼等の一ベラックワ、ダンテとかたりこれに己が境遇を告ぐ
一―六
喜び又は悲しみ等の強き刺激をうけて魂心の能力の一(即ち喜び又は悲しみを感ずる)に集まれば他の能力のはたらきすべて止むに似たり、さればプラトン學派の唱ふる如く人に多くの魂ありとなすは誤りなり、そをいかにといふにもし魂多からば一の魂一方に集まるとも他の魂よく他方を顧みるをうればなり
一〇―一二
單なる視聽の能力は強き刺激をうけて魂を獨占する能力と異なる、後者にありてはその能力刺激を與ふるものに固定し(繋がる)て活動の自由を失へども前者にありてはしからず
一三―一八
【かの靈】マンフレディの
【五十度】日の登ること一時間に十五度なれば今は日出後三時二十分即ち年前九時過なり
一九―二四
【たゞ一束】原文、たゞ一熊手
葡萄熟する頃農夫垣根の孔を塞ぎて盜人の入るを防ぐなり
二五―二七
【サンレオ】ウルビーノ市(中部イタリア)附近の小さき町にて嶮しき山の上にあり
【ノーリ】西リヴィエーラ(淨、三・四九―五一註參照)の中サーヴォナとアルベンガの間にある小さき町にて絶壁の下にあり
【ビスマントヴァ】エミリア州レッジオ地方の嶮山の名
二八―三〇
【わが光となりし】理性の光によりてわが行路を照らせる
こゝを登らんとするものはわがなせる如く信頼すべき導者に從ひ徳に進まむとの深き願ひをその羽翼として飛ばざるべからず
三一―三三
【崖】原文、端。即ち左右の岩の縁《ふち》
三四―三六
【高き陵】山の下方を指す
【上縁】岩間の狹路盡くるところ
三七―三九
【枉ぐる】歩を左右に轉ずる
四〇―四二
【象限の中央の線】原文、半象限より中心(圓の)にいたる線。即ち四十五度の角度
四六―四八
【バルツォ】balzo 岩石の山腹より突出せる處。詩人等の目の及ぶかぎり一帶をなして山を圍繞せり
四九―五一
【圓】即ちバルツォ
五五―五七
【あやしめり】わが世界にては東に向ふ人日が右の方(即ち南の方)にかたよるを見る例なればなり
五八―六〇
【光の車】太陽
【ア
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