フ主義によりてかく名づけしなり)の長となりその勢力次第にトレント、ブレッシア、ベルガーモ等の諸處に及ベり、法王クレメンス五世令旨を下し十字軍を起してこれを攻む、ドルチーノ、ヴァル・セシアにて久しくこの軍と對峙し一三〇六年五千の宗徒を率ゐてノヴァーラとヴェルチェルリ兩市の間の山地に籠れり、一三〇七年三月にいたり糧の乏しきと雪の大いなるため遂に法王の軍に降り同年六月ヴェルチェルリに於て火刑に處せらる
【ノヴァーラ人】十字軍に加はれる
六一―六三
カーシーニ(T. Casini)曰、この一聯はマホメットの人に後れざらんため早口にかたりて去れるを示すと
七三―七五
【ヴェルチェルリ、マールカーボ】ヴェルチェルリはピエーモンテ州の一市、マールカーポはポーの河口に近きラヴェンナの一城なり、故にこゝに所謂麗しき野はアルピの麓よりアドリアティコの海岸にわたりて次第に傾斜する一帶の曠野即ちロムバルディアを指せるなり
【ピエール・ダ・メディチーナ】ローマニア各市を歴遊してその侯伯等の間に爭亂の種を蒔ける者、傳不詳
メディチーナはボローニア、イモラ兩市の間にあり、或曰、ピエールはこの邑を治めしカッターニ家の
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