理性より生じ】言語もまた理性の一産物なり
一三〇―一三二
思想感情を表白するは自然の作用なれども、その方法にいたりては人間自由の選擇に屬す
一三三―一三五
われ在世の頃神はI《イ》と呼ばれたり
Iの由來知り難し、恐らくはダンテの創意ならむ、アダムの用ゐし言語はすべて絶えたりといへば、ダンテの示さゞるかぎり、その意推し量《はか》らんやうなし
この語と一三六行の EL については異本多し(委しくはムーアの『神曲用語批判』四八六頁以下及びスカルタッツィニ註參照)
一三六―一三八
【EL】ヘブライの古語にて強き者の義なりといふ。この語『デ・ウルガーリ・エーロクエンチアー』一、四・二九にも見ゆ、但しアダムの用ゐし語として
一三九―一四二
第二問の答
【山】淨火の山、こゝにてはその巓にある樂園を指す
【第一時より】第一時は日出時に始まる、今傳説に從ひ天地の創造を春とすれば日出は午前六時頃なり、故にアダムが樂園に在りし間は午前六時頃より正午乃至午後一時(第七時)までの間即ち六時間乃至七時間なり
【日の象限を】太陽が象限、即ち圓の四分の一(六時間の行程、晝夜平分時にては日出より正午まで)を轉り終りて他
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