【眞の悔】註釋者の曰へる如く、恐らくはダンテの記憶の誤りならむ、歴代下(三二・二六)に王その心の高慢《たかぶり》を改めて身を卑《ひく》くしたりとあれど、こは死を延べし後の事なればなり
五二―五四
【永遠の審判に】神眞實の祈を嘉納し、けふと定めしことをあすに延べ給ふともその審判その正義は依然として變らじ(淨、六・二八―三九參照)
五五―五七
【次なる者】皇帝コンスタンティヌス一世(地、一九・一一五―七並びに註參照)
【牧者に讓らんとて】ローマの領地を法王シルヴェステル一世にさゝげんとて
【律法及び我】律法と鷲(武)とをギリシア化するは、ローマ帝國の首都をビザンティウム(ギリシア人の建設せる)に移し文武の諸權を彼地より出づるにいたらしむるなり(天、六・一―三並びに註參照)
【己を】皇帝自らビザンティウムに赴けること
五八―六〇
【世を亡ぼす】ダンテ思へらく、遷都と寺院の富とはローマ帝國の衰頽を來し、ひいて全人類の不幸を招くにいたれりと
六一―六三
【グリエルモ】シケリア及びアプリアの王グリエルモ二世(一一五四―一一八九年)。一一六六年王位に即きて善政を布く
【カルロ】アプリア王シャルル
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