vレッサ】フィレンツェの名門。「治むる道を知り」たるは大官となりゐたるなり
【ガリガーイオ】「ガリガーイ」家は同じくフィレンツェの名門にてギベルリニ黨に屬し勢甚だ盛なりしが後零落して見る影なきに至れりといふ
【黄金裝の】劒の柄に黄金を用ゐることは騎士にのみ許されしなり、故にかゝる劒を持てりとは騎士となりゐたる意
一〇三―一〇五
【ヴァイオの柱】フィレンツェの名門ピーリ家の事。vaio は栗鼠族の動物の名、紋章の語にてはその皮模樣を紋所に現はすをいふ、ピーリ家の家紋はヴァイオの一縱線(即ち柱[#「柱」に白丸傍点])を赤地にあらはしゝものなれはかく言へり
【サッケッティ、ジュオキ】等フィレンツェの舊家名族を擧ぐ
【赤らむ家族】「キアラモンテージ」家。その一人鹽を市民に賣るに當りて不正の利益を貪れることあり(淨、一二・一〇三―五並びに註參照)
一〇六―一〇八
【木の根】「ドナーティ」家。この一門分れてドナーティ、カルフッチ、ウッチェルリーニ等の諸家となれり、特にカルフッチを擧げしはその早く頽廢したるによりてなるべし
【シツィイとアルリグツチ】いづれもその頃高官を得て時めきゐたるフィレンツェの
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