ッ時代の人にてフィレンツェ市に權勢を振ひ、かつ市の記録に關し淨、一二・一〇三―五(註參照)に見ゆる不正行爲ありし者を指すと
【シーニア】フィレンツェの西七マイルにある町
註釋者曰く。シーエアの賤男とはメッセル・ファーチオ・デーイ・モルバルヂニとて同じく市に權勢をふるひし汚吏の事なりと
五八―六〇
【最も劣れる人々】法王僧侶等寺院に屬する人々
【チェーザレと繼《まゝ》しからず】皇帝と爭はず
寺院が皇帝を敵視せるより政道その宜しきを失ひて爭亂止まず、市外の民難を避けて市内に入來り、市に秩序なく安寧なきに至れるをいふ、以下その例を擧ぐ
六一―六三
【ひとりの人】不明
【物乞へる】andava………a la cerca おもに僧侶の托鉢するをいふ
【シミフォンテ】エルザの溪にありし城。この城一二〇二年フィレンツェ人に毀たる
六四―六六
【モンテムルロ】ピストイアとプラートの間の城。この城もとグイード伯爵家の所有なりしがピストイア人の難に堪へずしてこれをフィレンツェ人に賣りたり(一二四五年)
【チェルキ】この一家はもとアーコネ(シエーヴェの溪にあり)の寺領なるモンテ・ディ・クローチェ城に住みしが
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