O二
【目】ベアトリーチェの
【かろんじ】歌を聞くの喜びがベアトリーチェの目を見るの喜びにもまさるごとく聞えしめ
一三三―一三五
【生くる印】諸天。諸物はこれが力によりてその秩序を保つが故に一切の美を捺すといふ。生くといへるはその運行及びその與ふる影響によりてなり
【高きに從つて】天は高きに從つて愈※[#二の字点、1−2−22]その力を増し愈※[#二の字点、1−2−22]その美を顯はす、故に火星天の顯はす美は其下なる諸天の顯はす美にまさる
一三六―一三九
【辯解かんため】輕率とみゆる言葉に對し
【自ら責むるその事】ベアトリーチェの目を未だ火星天にて見ざりしこと。これを見ずといふはかの言葉に對する辯解にして同時にまた新たなる自白なり
【我を責めず】下方の諸天にまさりて火星天の顯はす美がまづダンテの心を奪ひ、爲に淑女の目を見ざらしめたりとて彼を責めず
【眞を】歌について、即ち一二七―九行にいへる事
【聖なる樂しみ】ベアトリーチェの目を見る樂しみ
【除きて】火星天の美をあぐるは即ちベアトリーチェの美のまされるを間接に言ふにほかならじ
第十五曲
ダンテの祖カッチアグイーダ、火星天
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