瑞相なりき
六七―六九
名を實に配《そ》はしめん爲、天の靈感父母にくだり、彼をドメニコ(=Dominicus 主のものなる)と名づけしむ
七〇―七二
【その園】寺院
七三―七五
【第一の訓】「汝完からんと思はゞ、往て汝の所有を賣りて貧者に施せ」(マタイ、一九・二一)第一のは主なるの義。トマスも清貧をキリストの訓《さとし》の第一に擧げたり
聖ドミニクスは未だ若かりし時、書籍やその他の所有物《もちもの》を賣りてその得たる價を貧民に施す等慈善の行爲多かりき
七〇行より七五行に亘る二聯にキリストといふ語三たび出づ、これ押韻の際ダンテは他の韻語を決してこれに配せざればなり、天、一四・一〇三以下、同一九の一〇三以下及び同三二・八二以下にもこの例あり
七六―七八
【目を醒し】ドミニクスはその幼兒屡※[#二の字点、1−2−22]臥床をぬけいで、大地に臥しつゝ神に祈りをさゝげたりといふ
【このために】安逸を棄てゝ神に事《つか》へん爲に
七九―八一
【フェリーチェ】Felice の(幸運なる)、かゝる子を生みたる彼の父は誠にその名の如く福なり
【ジョヴァンナ】Giovanna(主の惠の義といふ)
【若しこ
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