tの餝《かざり》となるべし」云々(オウィディウス『メタモルフォセス』一・四五二以下)。桂は詩人の榮冠なり
一六―一八
地獄、淨火の二篇においてはムーサの助けのみにて足りしかど、天堂篇においてはこれに加へてさらにアポロンの助けを借らざるべからず、これ詩題のいよ/\聖にしていよ/\難きによりてなり
【一の巓】パルナーゾ(パルナッソス)(淨、二・六四―六註參照)に二の峯あること神話に見ゆ(『メタモルフォセス』一・三一六以下等)されどダンテがその一をムーサの、他をアポロンのとゞまる所とせしは、やゝ中古の傳説と異なれり
一九―二一
マルシュアスに勝ちし時のごとき美妙の樂をダンテに奏せしめよとの意。「氣息《いき》を嘘《ふ》く」は靈感を與ふるなり
【マルシーア】フリュギアのサテュロス、マルシュアス。アテナの棄てし笛を拾ひてこれを吹き、遂にアポロンと技を競べんことを求む。アポロン琴を彈じ歌をうたひてこれに勝ち、その僭上を惡《にく》むのあまりこれが身の皮を剥ぐ(『メタモルフォセス』六・三八二以下參照)
二二―二四
【汝我をたすけ】原、「汝己を我に貸し」
二五―二七
【詩題と汝】詩題の崇高と汝の祐助
二八
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