lesti Hierarchia)はディオニュシオスの作(實は後代の作)と見なされたれば天使の性云々といへるなり
一一八―一二〇
【小さき光】オロシウス(但し異説あり委しくはムーアの『批判』四五七頁以下を見よ)。イスパニアの高僧なり(四―五世紀)、聖アウグスティヌス(天、三二・三四――六註參照)の勸めに從ひキリスト教に對する異教徒の非難を論駁せんとて排異教徒史七卷を著はす。小さしといへるはその著作第一位にあらざればなるべし
【用ゐに供へし】アウグスティヌスの勸め及び助言に從つてかの書を著はし、アウグスティヌスをして自ら筆を執るに及ばざらしめし意
【信仰の】原文、「キリスト教時代の」
一二四―一二六
【聖なる魂】アニキウス・マンリウス・セヴェリヌス・ポエティウス、イタリアの政治家兼哲學者、紀元四八〇年頃ローマに生れ、五一〇年ローマのコンスルとなる、ゴート人の王テオドリクス、ボエティウスがゴート人の手よりローマを救ひ出さんと謀れるを疑ひこれをパヴィアに幽閉し後死刑に處す(五二五年)、その獄中に著はせる『哲學の慰め』(De consolatione philosophiae)はダンテの愛讀書の一なり(『コンヴィヴィオ』二、一三・一四――六參照)
【一切の善】神
一二七―一二九
【チェルダウロ】パヴィアなる聖ピエートロの寺院にてボエティウスの墓所
【殉教】異教徒の苛責の下に死せるがゆゑに寺院は彼を殉教者となせり
一三〇―一三二
【イシドロ】イシドールス。シヴィリア(イスパニアの)の僧正、六三六年に死す、博學にして著作多し
【ベーダ】イギリスの高僧兼史家(七三五年死)、著作多し、就中『英國寺院史』最もあらはる
【リッカルド】リシャールス。コットランド人にてパリ附近なる『聖ヴィクトル』僧院の院主なり(一一七三年頃死)、ダンテはカン・グランデに與ふる書の中(五五三――四行)にてその著『瞑想論』を擧げたり。人なる者云々とは彼の所論の神秘的超人的なるをいふ
一三三―一三八
【死の來るを】瞑想によりて世の無常を觀じ、解脱の道を死に求むるなり
【藁の街】(Fr. rue du Fouarre)パリの街の名、哲學の諸學校この街にありきといふ。藁の街にて教ふといふはなほパリ大擧の教授となれりといふ如し(カーシーニ)
【嫉まるゝべき】己が説の爲に敵をつくるの謂ならむ、但しその如何なる説なりしや
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