P−2−22]その特質を有すればなり。但し七の天の意に解するを得
一一八―一二〇
【目的と種】穀物の成長し實を結びて其目的を果し、その實また種となりて實を結ぶにいたるごとく、恒星天の下なる七の天はその上より受けし力によりて己が特性をとゝのへ己が特殊の存在を保ちつゝさらにその力を下に及ぼす、故にその衷に有する力は果《くわ》にして因《いん》なり
一二一―一二三
【宇宙の機關】諸天
【上より受け】その上なる天より力(影響)を受け
【次第を逐ひ】第八天より第一天まで
一二四―一二六
【我を】異本、「今」
【汝の求むる】わがかく論じつゝ月の斑點の眞の原因に到達する次第に注意すべし、さらばこの後わが助けを借らずして自ら眞理を認むるをえむ
一二七―一二九
【動者】天使(『コンヴィヴィオ』二・五・四―八、及び地、七・七三―五並びに註參照)
一三〇―一三二
かの恒星天を見よ、この天はこれを轉らす奧妙の智即ちこの天を司どる天使よりその力を受け、これをその中なる諸※[#二の字点、1−2−22]の星に頒ち與ふ
例を恒星天にとれるは類想によること前述のごとし
一三三―一三五
汝等の肉に宿る魂たゞ一なれども、視聽及びその他の官能に應じ肢體の各部に亘りてさま/″\の作用《はたらき》を現はすごとく
一三六―一三八
第八天を司る天使一なれども、この天の中の星多く、特性異なれば、これらの星に及ぶ天使の力一ならじ
【天を司るもの】inteligenza(了智)聖智、即ち天使
一三九―一四一
諸天を司る諸天使の力相異なるが故に、これらの異なる力がその轉らす諸天と合して生ずる結果同じからず
【生命の】人の生命肉體と結ばる如く
一四二―一四四
力かく一樣ならざれどもいづれも皆悦び多き神の性《さが》より出づるがゆゑに、各※[#二の字点、1−2−22]その司る星と合して(混れる力[#「混れる力」に白丸傍点])光り輝くことあたかも燃ゆる瞳の中に喜びのかゞやくごとし
一四五―一四八
斑點の原因はこの混《まじ》れる力の相違にて粗密にあらず
力の相違は一天と他の天(星と星)との間に存するのみならず、同一の天のうちにてもまたこれを見るをうべし、月の斑點は月の各部における力の相違にてこの相違は各部その完全の度を異にし天使の力の及ぶこと從つて異なるに基づく


    第三曲

ダンテ月天にあり、誓ひを全うせざりし者の魂にあふ
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