ョかず。いと疾くめぐる天[#「いと疾くめぐる天」に白丸傍点]はプリーモ・モービレ即ち第九天なり
一二四―一二六
【的】目的《めあて》。物その處を得て初めて安んず、故に樂し[#「樂し」に白丸傍点]といふ
【弦の力】本能の力
【定れる場所】安住所と定まれるところ
一二七―一二九
たとへば彫刻などにて、美術家の意匠すぐるともその用ゐる材がかゝる意匠を現はすに適せざるため、出來ばえ思はしからぬごとく
一三〇―一三五
神を求むる自然の傾向はなほ美術家のすぐれたる意匠の如し、僞りの快樂に誘はれて人その行方《ゆくへ》を誤るは猶材の惡しくして結果の工夫に配《そ》はざるごとし
【かく促さる】本能に促されて人自然に天を望めど
【最初の刺戟】即ち本能の刺戟。自由の意志の濫用によりて人を地に向はしむ
【火】電光。火本來の性質に背き、上昇せずして降下するなり
一三九―一四一
【障礙】罪の(淨、三三・一四二―五參照)
【火】火焔界以外にありては火の靜なる事なし。以上ベアトリーチェの言、多くトマス・アクイナスの『神學大全』の所説と一致す、今一々引照せず
第二曲
第一天(月)に達し、ベアトリーチェまづダンテの爲に月面の斑點に關する原理を説く
一―三
天堂篇の充分なる理解は他の二篇に此し科學並びに宗教上さらに大いなる豫備知識を要求するがゆゑにダンテはこの曲最初の六聯において讀者に警戒を與へたり
四―六
汝等の知識の範圍内に汝等の研究の歩をとゞめ、それより先に進むなかれ、恐らくは力足らざるため汝等この天堂の歌をさとるをえじ
七―九
【わがわたりゆく水】我よりさきに天堂の歌をうたへる人なし
【ミネルヴァ】知慧の女神にて學藝の守護者たり。氣息を嘘く[#「氣息を嘘く」に白丸傍点]はその徳を風として船を進むるなり
一〇―一二
【天使の糧】この語ヴルガータに見ゆ(詩篇七七・二五)。靈の糧即ち眞の智の義なり(『コンヴィヴィオ』一・一・五一以下參照)。靈界の知識は世人の眞《まこと》の糧なれども、これに飽くをうるはたゞ天上においてのみ
【項を擧げ】心を向け
一六―一八
【イアソン】(地、一八・八五―七並びに註參照)、イアソン、コルキスにいたり、金の羊毛を與へんことを王アレイエテスに請ふ、王まづ彼をして焔の息《いき》を吐く二匹の牡牛に軛をつけしめかつカドモス(地、二五・九七―九)の殺せる龍の齒をはその耕し
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