、芳夫から百万を奪った犯人であることを告白して、結婚の申込を承諾する少女は一人も居なかった。
芳夫青年と高山名探偵は、とうとう乞食同様になって、野たれ死にをしてしまった。
底本:「夢野久作全集3」ちくま文庫、筑摩書房
1992(平成4)年8月24日第1刷発行
入力:柴田卓治
校正:江村秀之
2000年7月4日公開
2006年3月10日修正
青空文庫作成ファイル:
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