で、無茶先生はビックリしまして、
「ヤア。貴様はもうお使いに行って来たのか。何という早い足だ。もしや今おれがしていたことを見はしまいな」
鍛冶屋の爺さんは見る見る真青になってふるえ上りまして、そこへ座ってしまいました。
「どうぞお許し下さいまし。魔法使いの山男様。私はすっかり見ていました。ああ恐ろしや、肝潰しや。又テンカンが起りそうだ。どうぞ生命《いのち》ばかりはお助けお助け」
と手を合せて拝みながら、頭を往来の土の上にすりつけました。
無茶先生はこれをきくと、大きな眼玉を剥《む》いて鍛冶屋の爺さんを睨みつけましたが、
「よしよし、見たら仕方がない。その代り今見たことを一口でも人に話すと、それだけビックリしても起らなくなったテンカンがまた起るようになるぞ。決して人に話すことはならぬぞ」
と叱りつけますと、お爺さんは大喜びです。
「エエ、エエ。それはもう決して人に話しません。どうぞお助けお助け」
と、また拝みました。
「よしよし。助けてやるから、あの二人の身体《からだ》を水から上げろ。それから貴様の家《うち》へ連れ込んで、すっかり拭き上げて、貴様の布団を着せて寝かせ」
「ヘイヘ
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