ある。この快活、饒舌、柔和、慇懃、陰険、横柄、勇敢、残忍、聡慧、雄弁、剛胆、狡猾――端倪すべからざる人物は、実に溌剌として紙上に躍っているのが見られるであろう。
一九三五年十月[#地から3字上げ]佐々木直次郎
底本:「宝島」岩波文庫、岩波書店
1935(昭和10)年10月30日初版第1刷発行
1956(昭和31)年6月30日第17刷発行
※「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に基づいて、底本の表記をあらためました。
その際、以下の置き換えをおこないました。
「亦→また、既に→すでに、甚だ→はなはだ、以て→もって、乃至→ないし、殆ど→ほとんど」
※底本で「灯」と使い分けられているは「燈」は、新字には改めませんでした。
※一部、ルビを補いました。
※入力に際しては、「宝島」新潮文庫(佐々木直次郎・稲沢秀夫訳)を参考にしました。
入力:kompass
校正:伊藤時也
2009年8月12日作成
青空文庫作成ファイル:
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