うなことが、フランスと似たようなのに恵まれているあらゆる国々にとって常にそうであるように! ――(一例としては)国を売った陽気なステューアト★のあの遺憾な時代のイギリスにとって常にそうであったように。
 モンセーニュールは総体から見た公務について一つの真に高貴な意見を持っていた。その意見というのは、一切のものをしてそれ自身の路を進ましめよ、というのであった。箇々の公務については、モンセーニュールはそれとは別のやはり真に高貴な意見を持っていた。それは、一切のものはことごとく彼の路を歩まねばならぬ――彼自身の権力と財嚢とを肥す方へ行かねばならぬ、というのであった。総体から見たものと箇々のものとを含めて彼の快楽については、モンセーニュールはまた別のやはり真に高貴な意見を持っていた。それは、この世は彼の快楽のために造られたのだ、というのであった。彼の法則の本文は(原文とは代名詞一つだけ変っているが、それは大したことではない)こうなっていた。「モンセーニュール曰《い》いけるは、地とこれに盈《み》てる物はわがものなり。★」
 それにもかかわらず、モンセーニュールは、卑俗な財政困難ということが彼の公
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