葉が並んでいることがわかるのだ。
この言葉の少し先の方を見てゆくと、また ;48 の組合せがあるから、これをそのすぐ前にある語にたいする句切り[#「句切り」に傍点]として用いる。するとこういう排列になっているね。
the tree ;4(‡?34 the
つまり、わかっているところへ普通の文字を置きかえると、こうなる。
the tree thr ‡?3 h the
さて、未知の記号のかわりに、空白を残すか、または点を打てば、こうなるだろう。
the tree thr・・・h the
すると‘through’という言葉がすぐに明らかになってくるが、この発見は、‡、?、3であらわされているo、u、gという三つの文字を僕たちに与えてくれるのだ。
それから既知の記号の組合せがないかと暗号を念入りに捜してゆくと、初めのほうからあまり遠くないところに、こんな排列が見つかる。
83(88 すなわち egree
これは明白に‘degree’という語の終りで、†であらわしてあるdという文字がまた一つわかるのだ。
この、‘degree’という語の四つ先に
;46(;88*
という組合せがある。
既知の記号を翻訳し、未知のを前のように点であらわすと、こうなるね。
th・rtee・
この排列はすぐ‘thirteen’という言葉を思いつかせ、6、*であらわしてあるi、nという二つの新しい文字をまた教えてくれる。
今度は、暗号文の初めを見ると、
53‡‡†
という組合せがあるね。
前のように翻訳すると、
・good
となるが、これは最初の文字がAで、初めの二つの語が‘A good’であることを確信させるものだ。
混乱を避けるために、もういまでは、わかっただけの鍵を表の形式にして整えたほうがいいだろう。それはこうなる。
5 は a を表わす
† 〃 d
8 〃 e
3 〃 g
4 〃 h
6 〃 i
* 〃 n
‡ 〃 o
( 〃 r
; 〃 t
? 〃 u
だから、これでもっとも重要な文字が十一(16)もわかったわけで、これ以上解き方の詳しいことをつづけて話す必要は
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