めた古代の幻想であつた。さうして又、佛教以前から、我々祖先の間に持ち傳へられた日の光りの凝り成して、更にはな／″＼と輝き出た姿であつたのだ、ともは謂れるのである。



底本：「死者の書」角川書店
　　　１９４７（昭和２２）年７月１日初版発行
　　　１９４８（昭和２３）年１月２０日再版発行
初出：「八雲　第三輯」
　　　１９４４（昭和１９）年７月
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」（区点番号５−８６）を、大振りにつくっています。
※底本の誤植が疑われる箇所がありますが底本通りにしました。（数字は、底本のページと行数です）
○ｐ１９３−９　ともは謂れるのである→「折口信夫全集第廿七卷１９５６（昭和３１）年１１月５日発行」では「とも謂はれるのである」
入力：門田裕志
校正：仙酔ゑびす
２００７年２月１５日作成
青空文庫作成ファイル：
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ａｏｚｏｒａ．ｇｒ．ｊｐ／）で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。

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