》同様変遷したものか今日河童を加賀、能登でミヅチ、南部でメドチ、蝦夷《えぞ》でミンツチと呼ぶ由、また越後《えちご》で河童|瓢箪《ひょうたん》を忌むという(『山島民譚集』八二頁)。『書紀』十一に、武蔵人と吉備中国《きびのなかつくに》の人が、河伯《かわのかみ》また大※[#「虫+礼のつくり」、第3水準1−91−50]《みづち》に瓠《ひさご》を沈めよと註文せしに沈め得ず、由ってその偽神なるを知り、また斬り殺した二条の話あるを見ると、竜類は瓢を沈め能わぬ故、忌むとしたのだ。日本に限らぬと見えて、『西域記』にも凌山氷雪中の竜瓢を忌むとある。ビール言う、瓢に容れた水凍りて瓢を裂く音大なるを忌むのだとは迂遠に過ぎる。それらまさかこの禁忌の源《もと》であるまいが、一九〇六年版ワーナーの『英領中央亜非利加土人篇《ゼ・ネチブス・オブ・ブリチシュ・セントラル・アフリカ》』に、シレ河辺※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94−55]害殊に多い処々で、婦女水を汲みに川に下りず、高岸上より長棒の端に付いた瓢箪で汲むから、その難に逢わぬとは、竜や※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94
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