烽フは、人間に触られたことがなかったので、一時間ばかり、私は気絶してしまいました。
[#改丁]
著者から読者へに代えて
あとがき
ガリバーは十六年と七ヵ月の間、不思議な国々を旅行して来ました。私たちも、彼のあとについて、もう一度、その珍しい国々を廻ってみましょう。
まず一番はじめに、リリパットの国へ来てみると、どうでしょう。うっかり歩けば、足の下に踏みつぶしてしまいそうな小人がうじょうじょしているではありませんか。小人なんか何でもないと侮《あなど》ると大間違いです。ガリバーはあべこべに小人の王様の家来にされてしまいます。それから、ハンカチの上で騎兵を走らせたり、軍隊を股《また》の下に行進させたりします。こんな話なら、もう誰でも一度は絵本で見たり、人から聞かされて知っているはずです。私も子供のときリリパットの国の話を聞いて、縁側で蟻《あり》の行列を眺めていたら、自分がガリバーになったような気がしたものです。しかし、小人の国にも戦争があったり、政争があったりして、ガリバーはとうとうこの国を逃げ出してしまいます。
それから、その次にブロブディンナグ国へ来てみる
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