免なさい。」
素直に言われると、これも私の方が負けだ。だが、後悔という咄嗟の言葉は真実だった。身体のことではない。精神がなまけていたのだ。
私は煙草をふかしながら、自分の室へ戻って行った。
底本:「豊島与志雄著作集 第四巻(小説4[#「4」はローマ数字、1−13−24])」未来社
1965(昭和40)年6月25日第1刷発行
初出:「日本小説」
1948(昭和23)年4月
入力:tatsuki
校正:門田裕志
2008年1月16日作成
青空文庫作成ファイル:
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