と多く考えようとさえしますならば!……私たち女は弱い者なんです。私たちを助けてくださらなければいけません。つまずいた者に向かって、『俺《おれ》はもうお前のことなんか知らない、』などと言わないで、『しっかりおしよ、いっしょに抜け出そうよ、』と言っておやりなさらなければいけません。」
二人は暖炉の前にすわって口をつぐみ、小猫《こねこ》がその間にうずくまっていた。三人ともじっと考え込んで、暖炉の火をながめていた。消えかかってる炎は、いつにない内心の興奮のために赧《あか》くなってるアルノー夫人の細《ほっ》そりした顔を、ひらひらと燃えたつごとに照らしていた。彼女はこんなに心を打ち開いたことを自分でも驚いていた。かつて彼女はこんなに多くしゃべったことがなかった。また今後とてもこんなにしゃべることはおそらくないだろう。
彼女はクリストフの手の上に自分の手をのせて言った。
「あなたがたは子供をどうなさいますの?」
それは彼女が初めから考えてる問題だった。彼女はいろいろ述べたてた。まるで人が違ったようになり、酔ってるかのようだった。しかし彼女はこの問題だけを考えてるのだった。クリストフの言葉を初
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