想を練って見ることにします。そして成功は必ずしも覚束《おぼつか》ないとは思いません。』
以上の議論がつづいている間に、その中の一言も分らない子供達は、すっかりねむくなってしまって、もう、寝床へ追いやられた。彼等がねむそうな声でしゃべりながら、階段を上って行くのが聞えた。一方、タングルウッドの木々《きぎ》の梢に北西風が高く鳴って、家のまわりに喜びの歌をかなでていた。ユースタス・ブライトは、書斎へ帰って、再び何か詩を作ろうと頭をひねったが、一句書いて、次の詩句を考えているうちに眠ってしまった。
[#改丁]
丘の中腹
――「不思議の壺」の話の前に――
さて次に、われわれは例の子供達を、いつ、どこで見かけると読者は思われるか? もうその時は、冬ではなく、楽しい五月になっていた。場所も、もはやタングルウッドの遊戯室や、いろりばたでなく、或る大きな丘の五合目よりまだ少し登った辺だった。この丘はおそらく、山と云ってやった方が一層よろこぶかも知れないほどの大きさだった。彼等はこの高い丘を、その禿げた天辺《てっぺん》まで登ろうという、大した意気込みで家を出たのであった。尤
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