んずるようなことはしないだろうと確信してはいますが、万一にもそんなことがありはしまいかと思っただけでも、私は心が沈み手が震えるのです。どうか今、私のことを考えてみて下さい。ある妙なところにいて、どんな空想もとどかないほどの暗い苦痛に悩んでいるのです。しかも、もし君がちゃんと私の頼みをきいてくれさえするならば、私の苦しみは一息《ひといき》のように過ぎ去るだろうということを、よく知っているのです。どうか私の頼みをきいていただきたい、親愛なるラニョン君よ、そして私を救って下さい。
[#ここで字下げ終わり]
[#地から7字上げ]君の友人なる
[#地から2字上げ]H・J
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追伸。これをはや封じてしまってから、また新しい恐怖が私の心に起こりました。郵便局の都合で私の思う通りにならず、この手紙が明朝まで君の手に届かないということも、ないともかぎりません。その場合には、ラニョン君、明日中の君に最も都合のよい時に、私の頼んだ用事をして下さい。そして、夜の十二時にもう一度私の使いの者を待って下さい。が、その時はもう遅過ぎるかも知れません。そしてもしその夜が何事もなく過ぎれば、君は
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