な所があつたら半年でも得られる知識を、木下さんは東京と奈良と京都とで恐らく十年も費して居られるであらう。私なども日本では其断片しか見なかつた浮世絵を、初めて白耳義アン※[#濁点付き片仮名ヱ、1−7−84]ルの博物館で各流派に亘つて一目《ひとめ》に知ることが出来たやうな次第である。
底本:「日本の名随筆83 家」作品社
1989(平成元)年9月25日第1刷発行
底本の親本:「定本 與謝野晶子全集 第一五巻」講談社
1980(昭和55)年5月
入力:土屋隆
校正:noriko saito
2004年8月10日作成
青空文庫作成ファイル:
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