か》し建物に立派な宝物になる価値《ねぶみ》のあるものは別だけれど。」とお近は云ひました。
「さうなつたらあの丘へ自由に上《あが》れますね。いいなあ。」と久吉は云ひました。三人は幸福であることを感じて居ました。



底本:「日本児童文学大系 第六巻」ほるぷ出版
   1978(昭和53)年11月30日初刷発行
   1979(昭和54)年4月1日2刷発行
底本の親本:「少女の友」実業之日本社
   1918(大正7)年10月
初出:「少女の友」実業之日本社
   1918(大正7)年10月
入力:田中敬三
校正:鈴木厚司
2006年9月12日作成
青空文庫作成ファイル:
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