、まあ、非常に稀だらうと思ふ。
郊外の感じ
序《つい》でに郊外のことを言へば、概して、郊外は嫌ひである。嫌ひな理由の第一は、妙に宿場じみ、新開地じみた町の感じや、所謂《いわゆる》武蔵野が見えたりして、安直なセンチメンタリズムが厭なのである。さういふものゝ僕の住んでゐる田端もやはり東京の郊外である。だから、あんまり愉快ではない。
底本:「心にふるさとがある17 わが町わが村(東日本)」作品社
1998(平成10)年4月25日第1刷発行
※ルビを新仮名遣いとする扱いは、底本通りにしました。
入力:浦山敦子
校正:門田裕志、小林繁雄
2006年1月13日作成
青空文庫作成ファイル:
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