乗り、偶然その先生の風※[#「蚌のつくり」、第3水準1−14−6]《ふうぼう》に接した。するとそれは、――僕もやはり文章ではとうてい真実を伝えることはできない。つまりそれは渾名どおり、正《まさ》に「マッポン」という感じだった。
[#地から2字上げ](大正十五年三月―昭和二年一月)



底本:「河童・玄鶴山房」角川文庫、角川書店
   1969(昭和44)年11月30日改版初版発行
   1979(昭和54)年9月20日改版14版発行
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:一色伸子
校正:小林繁雄
2001年1月29日公開
2004年3月16日修正
青空文庫作成ファイル:
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