本である。
 序ながら附け加へておくが、此間「ジヤンクリストフ」を出して読んで見たが、昔ほど感興が乗らなかつた。あの時分の本はだめなのかと思つたが、「アンナカレニナ」を出して二三章読んで見たら、これは昔のやうに有難い気がした。



底本:「芥川龍之介全集 第六巻」岩波書店
   1996(平成8)年4月8日発行
初出:「文章倶楽部 第5年第8号」
   1920(大正9)年8月1日発行
※初出誌に、顔写真と「曇天の水動かずよ芹の中」の句の筆跡写真と共に掲載された。
入力:砂場清隆
校正:高柳典子
2006年2月21日作成
2006年4月5日修正
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