明した。が、その夜のまだ明けきらぬうちに、二人手に手を取って、日の光を恐れるもののように、いずくともなく姿を晦《くら》ましてしまった。



底本:「日本文学全集18 鈴木三重吉・森田草平集」集英社
   1969(昭和44)年9月12日発行
入力:土屋隆
校正:浅原庸子
2006年10月16日作成
青空文庫作成ファイル:
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