は暗い雨が降りつづけている。亭主はだまって炉に粗朶《そだ》をくべました。――その夜の情景は今でもありありと私の頭に残っています。



底本:「異妖の怪談集 岡本綺堂伝奇小説集 其ノ二」原書房
   1999(平成11)年7月2日第1刷
初出:「文藝倶樂部」
   1897(明治30)年
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:網迫、土屋隆
校正:門田裕志、小林繁雄
2005年6月26日作成
青空文庫作成ファイル:
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