死ぬならば、婿を取らないうちに死にそうなもんでしたが、どういうわけか判りません。弁天様の申し子はとうとう弁天様に取り返されたのだと世間では専ら噂していました。そうして、巳《み》の日の晩には池のうえで娘の姿をみたものがあるとか云っていましたが、嘘かほんとうか知りません」
底本:「時代推理小説 半七捕物帳(一)」光文社文庫、光文社
1985(昭和60)年11月20日初版1刷発行
入力:tat_suki
校正:菅野朋子
1999年7月14日公開
2004年2月29日修正
青空文庫作成ファイル:
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