人々はうなづいた。
「それがどうも判りません。不二雄さんも不思議さうに首をかしげてゐました。わたくしに宛てた継子さんの手紙は、もうすつかり[#「すつかり」に傍点]書いてしまつて、状袋《じょうぶくろ》に入れたまゝで食卓《ちゃぶだい》の上に置いてありました。」
底本:「日本幻想文学集成23 岡本綺堂」国書刊行会
1993(平成5)年9月20日初版第1刷発行
底本の親本:「綺堂読物集・三」春陽堂
1926(大正15)年
初出:「講談倶楽部」
1925(大正14)年5月
※ルビを新仮名遣いとする扱いは、底本通りにしました。
入力:林田清明
校正:門田裕志、小林繁雄
2005年6月5日作成
青空文庫作成ファイル:
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