ゥり死刑《しけい》ということにきまりました。
いよいよ巨《おお》きな曲った刀で、首を落されるとき、署長さんは笑って云いました。
「ああ、面白かった。おれはもう、毒もみのことときたら、全く夢中《むちゅう》なんだ。いよいよこんどは、地獄《じごく》で毒もみをやるかな。」
みんなはすっかり感服しました。
底本:宮沢賢治「ちくま日本文学全集」(筑摩書房)
1991(平成3)年3月20日第1刷発行
親本:宮沢賢治全集(ちくま文庫)
入力:古村充
校正:野口英司
1998年10月17日公開
1999年7月23日修正
青空文庫作成ファイル:
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